平成16年度 技術センター班別研修

技術センターは、工学部の教育・研究および学部の運営業務に関して技術的支援を行う組織であるため常に技術力向上が求められています。

平成16年度に実施した班別研修は以下のとおりです。

班別研修一覧

技術班・研修名 研修内容
設計・製作班
基礎的なガラス細工及びガラス板切断の習得
ガラスの種類特性及び加工方法について
 ・ガラスの特性
 ・ガラスの種類と組成
 ・負傷と手当て
 ・ガラスの切断
 ・ガラス管の接着
 ・ガラス管の曲げ
板ガラスの切断実習
ガラス細工の実習
分析・解析技術班
比表面分析によるナノメートル程度の観測
 Sorptomatic1990比表面分析装置を用いて活性炭資料の比表面積の分析を行った。
分析・解析技術班
水素化物発生法による砒素分析
 水素化物発生原子吸光法とは、還元剤で砒素を気化させて原子吸光分析を行う手法である。この手法の前処理には複雑な操作が必要であるが、現在は機械を使いほぼ自動行うことが出きる。今回の班別(個人)研修では、形態別砒素分析システム(島津製)を使用して水素化物発生原子吸光法を行った。
情報処理技術班
遠隔講義・会議システムに関する技術の習得
 まず、機器の説明と確認を行った後、農学部と図書館に分かれて接続作業(ネットワーク接続、スピーカー、マイク、ビデオカメラ、モニター等の接続)を行い、ノートパソコンのWebブラウザでエンコーダ(入力された映像・音声をIPネットワーク配信する)とデコーダ(映像・音声をモニター等へ出力する)の設定と動作状態チェックを行った。
 最後に、スピーカーとマイクの音量調整を行い、プロジェクター又はモニターで、離れた場所にいる相手の表情を見ながら会話できることを確認した。
システム計測技術班
MatlabとVBAを用いたプログラミング
「Matlabを用いたプログラミング」
 Matlabの基本文法、プログラミングの基礎、Matlabを用いたグラフの作成、数値解析への活用法などの講義が行われた後、Matlab及びsimulinkを用いたプログラミング実習を行った。
「ExcelVBAを用いたプログラミング」
 Excelのマクロ、ExcelVBAでの基本文法の習得、課題実習を行った。
システム計測技術班
X線光電子分光装置の原理と操作実習
測定に関するX線光電子分光装置の講義
 ・装置立ち上げ手順
 ・試料の導入から試料の受け渡し手順
 ・測定方法の説明
 ・試料の取り出し手順
 ・データの解析についての説明
InPおよびGaAs結晶の測定
 ・InP結晶の定性分析および定量分析
 ・GaAs結晶の定性分析及び定量分析