センター長挨拶
技術センター長
鈴木祥広
宮崎大学工学部教育研究支援技術センター(略称:技術センター)は 、2003 年 6 月に、それまでの工学部技術部を抜本的に改革して発足した技術職員組織です。技術センターは、設計・製作技術班、環境・衛生技術班、分析・解析技術班、情報処理技術班、IoT システム技術班、計測システム技術班の 6 つの班から構成されており、工学部の学生教育や研究室の研究活動を技術的側面から支援しています。加えて、管理運営業務などでの技術的な課題を組織的に、かつ迅速に対応しています。九州地区の国立大学法人等に所属している技術職員のスキルアップを目指す研修に参加するなど、日々進歩する技術改革に即応するため、新しい技術・知識を学ぶなど日々研修に励んでいます。
現在の変動する時代の情勢は、情報化技術、AI 技術の発展により AI テクノロジーを用いた第 4 次産業革命に突入したことより、情報系の高度専門技術者のニーズが急速に高まっています。本学工学部においても、国際的に通用する、多様な情報データベースを専門的な知識で活かしつつ、AI やデータサイエンスを用いて解析ができる人材の育成が強く要求されています。これに対応すべく、技術センターの情報システム系を強化するために「ICT ソリューションセンター」を設置しました。工学部内の ICT 業務の他、全学からの業務依頼も受注できるようになってきています。技術センターの「ものづくり教育実践センター」と「ICT ソリューションセンター」が両輪となって、工学部だけでなく全学からの要望にも対応できるようにしていく方針です。
技術センターのもう1つの特徴として、地域貢献があります。「面白い技術」を小学生や市民に紹介することを目的に、科学の祭典やアドベンチャー工学部などのイベントに積極的に参加して、参加者にものづくりの楽しさを伝えています。これらのイベントが子供たちの早くからの科学への関心を高めて、理科離れに歯止めをかける一助となることを期待しています。
技術センターは学内のみならず地域社会においても重要な役割を担っています。工学部の教育・研究・管理運営を支援し工学部の発展に寄与すると共に、地域の発展にも貢献することを目指しています。